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  • 「南房総で”食育”親子ワーケーション実証実験」レポート( 1日目)

    「南房総で”食育”親子ワーケーション実証実験」レポート( 1日目)

    ル・ファーレ白浜オーナーによる「南房総で”食育”親子ワーケーション実証実験」レポートです!
     
     
     
    【「南房総で”食育”親子ワーケーション実証実験」 1日目】
     
    ワーケーションの推進を始めたのが2年前、そして毎日みらい創造ラボ 今村 茜さんの親子ワーケーションの活動を見て、何か一緒にできないかな、と思ってお声がけしたのが3ヶ月前。
    ル・ファーレ白浜も長い間、「旅育」を推奨してきました。親子ワーケーションは、「旅育」と「新しい働き方」の実践のコラボレーション。同じ志を持つ次世代ママのために、何か出来ることをしたい!!
     
    途中、体調を崩し入院したりしてヒヤリとしたものの、南房総リピーターの田畑 あかねさんなど最高のメンバーで企画会議を重ね、たくさんのたくさんの皆さまにご協力を仰ぎながら「南房総で”食育”親子ワーケーション実証実験」の企画がやっと出来上がりました。
     
    しかし、あと数日、というタイミングで突然発生した「台風5号」… なぜ今なの〜!?!?ショックでまた倒れそうになりましたが、ネットで見つけた「台風が逸れるおまじない」をしつこく呟いているうちに、いつの間にか台風は少しずつ逸れ、無事当日を迎えました。
     
    オープニングのアイスブレイクは「ドラムサークル」という、スタジオを生かした太鼓のワークを開催。真ん中の子(ファシリテーター)の動きに合わせて皆が太鼓を叩いていく、というシンプルなワークでしたが、今回初めて「赤ちゃんでもファシリできる」ことを発見!!
     
     
    「食育」ワーケーション初日のイベント、生物多様性ユース、リヒト氏の「イカの解剖実験」では、様々な世代の子ども達がイカの解剖にチャレンジ!とにかく生き物の好きな子ども達がたくさんで、中には「博士」と呼ばれる子も!「イカの血は何色?」などのクイズタイムもとても盛り上がりました!
     
     
     
    続く「マイクロプラスチックのお話」では、環境保全について熱心に耳を傾ける子ども達の姿が… 次世代のこの子達のために、少しでも地球環境を良くしていきたい!と改めて…!
     
     
    解剖したイカを使っての、巨大パエリア!!後援の観光協会さん差し入れの房州エビと共に… パエリア担当は、前回に続き片桐 俊英さんに小宮さん!ありがとうございました!
     
    子ども達のワクワクした様子とパエリアのド迫力に、感激に浸ったまま初日の夜は更けていきました。(続く)
  • 【Press Release】南房総で “食育親子ワーケーション” 実証実験!

    【Press Release】南房総で “食育親子ワーケーション” 実証実験!

    ~親子で生物多様性や地球環境、地域の料理や暮らしを学ぼう~

     親子でワーケーションをしながら「食育」について学ぶ、2泊3日の実証実験を開催します。親子ワーケーション実践者らが、開催地である千葉県南房総市の地域事業者とともに「南房総ならではの体験」「学び」「新しい発見」を重視して企画しました。大人も子どもも成長する、親子ワーケーションプログラムです。

    ​■注目される新しい働き方「ワーケーション」を【親子】で
    ワーケーションとは、仕事(Work)と休暇(Vacation)を組み合わせた新しい働き方です。親が旅先で仕事をしている間に、子どもは食育や地域体験に参加することで、親子でのワーケーションを可能にします。年齢の低いお子さんも一緒にご参加いただけるよう、元保育士らの見守り体制も整えました。
    高校生「生物多様性ユースアンバサダー」から海洋生物や地球環境について学ぶワークショップ、野菜収穫体験(もしくは地域伝統体験)やリズム遊びを取り入れた音楽ワークショップ、南房総のご当地カレー“サザエカレー”を作るクッキング体験など、多彩なコンテンツをご用意。親子ともに”五感”で初夏の南房総を味わえる3日間です。

    イベント概要南房総で“食育親子ワーケーション”実証実験!

    日程:2021年6月26日(土)~6月28日(月)
    場所:ル・ファーレ白浜
    (千葉県南房総市白浜町滝口5792-2/電話0470-38-2320)
    詳細:https://asobitabi.enjoyboso.jp/program/detail.html?CN=317264
    主催:株式会社ル・ファーレリゾート、株式会社毎日みらい創造ラボ
    後援:一般社団法人南房総市観光協会
    協力団体:一般社団法人母親アップデート、親子ワーケーション部

    ■イベントトスケジュール

    • 1日目 6/26(土)
    • 13:00 【集合】ル・ファーレ白浜
    • 14:00 【アイスブレイク】親子で太鼓を叩こう!
    • 15:00 【親子体験】イカを解剖・調理して生物多様性を学ぼう!
    • 18:00 【夕食】南房総の海の幸をつかった巨大パエリア
    • 2日目 6/27(日)
    • 10:00~12:00 【子ども体験】音楽ワークショップとミニライブ ※大人は仕事
    • 13:00~16:00 【子ども体験】南房総産のフルーツでフルーチェを作ろう! ※大人は仕事
    • 16:00~18:00 【親子体験】南房総のご当地カレー“サザエカレー”をつくろう!
    • 18:00 【夕食】南房総ご当地サザエカレー
    • 3日目 6/28(月) 
    • 10:00~12:00 【子ども体験】生で食べられるとうもろこし収穫!(雨天時は別案代替)※大人は仕事
    • 12:00 【解散】

    親子ワーケーション初チャレンジでも安心!
    新型コロナウイルス感染拡大でリモートワークが普及し、場所に縛られず働く「ワーケーション」の社会的な認知度が高まってきています。一方で「子どもがいるため実践できない」と諦めている子育て世代も多くいます。
    そうした方々へ向けて、全国10カ所以上で親子ワーケーションをしてきた3児の母(毎日みらい創造ラボ・今村茜)らワーケーション実践者が、親子で参加しやすい企画を設計しました。
    土曜日~月曜日の2泊3日の開催で、子ども体験時間(子どもの状況に応じ、親は仕事をすることが可能)を7時間確保。休みをとらずに子どもと旅行し、多様な経験をさせてあげられます。
    会場(宿泊先)は、有名建築家が手掛けたデザインコテージ。スタジオ付きの広々とした一棟貸しで、階段などに安全バーの設置もあり、小さいお子様とも安心して過ごせます。

    参加者概要
    ・未就学児~小学生の親子5組
    ・参加費1人15,000円(大人・子どもの別なし)
    ※宿泊費、体験費、朝夕食と2日目の昼食代費込み。

    注意事項
    【プログラムについて】
    ・子ども体験中、お子様の見守りスタッフは配置しますが、預かり保育ではありません。保護者様の責任において、お子様の安全をご確認いただきます。
    ・天候や漁獲・収穫状況よりプログラムや提供食材が変更になる場合があります。
    【新型コロナウイルス感染対策について】
    ・体調が優れない場合、新型コロナウイルス感染症陽性者との濃厚接触が判明した場合には参加をご遠慮頂きます。参加中に体調変化を感じた場合には速やかに事務局にご報告頂きます。
    ・オープンスペースでのマスク着用、出入り時の手洗い・うがいなど、感染予防対策の徹底にご協力頂きます。

    本件に関する報道お問い合わせ先
    一般社団法人南房総市観光協会
    電話:0470-28-5307
    メール:info@cm-boso.com
    担当:多田

  • 【Media】房日新聞「音楽の種まきプロジェクト」紹介と、かずさFM Peace Vibration出演

    【Media】房日新聞「音楽の種まきプロジェクト」紹介と、かずさFM Peace Vibration出演

    ル・ファーレ復興ソングプロジェクトが制作した、令和房総半島台風の復興ソング「虹を見たかい〜Have you seen the rainbow」のCDの収益金でストリートピアノを設置する「?音楽の種まきプロジェクト」について、房日新聞の取材を受けました。
     
     
    ?音楽の種まきプロジェクト〜Loveピアノを南房総に
     
    私達ル・ファーレ復興ソングプロジェクトは、今回の復興ソングCDの収益金でどのような地域貢献ができるか、プロジェクト内で話し合いを進めてまいりました。
     
    既に前回、館山市、南房総市含む5ヶ所の復興支援に寄付しております。そのため今回は「音楽家ならではの地域への貢献の方法がないだろうか?」「閉塞感のあるムードの中、明るい気持ちになれるような使途がないだろうか?」ということに焦点が当たりました。
    もちろん、感染防止も考えて検討を進めました。
     
    そして、その結果・・・
    「音楽の種をまこう」をコンセプトに、復興ソングプロジェクトメンバーより地元へのプレゼントとして「ストリートピアノ」を設置し、地元の子どもたちや地域の音楽愛好家にピアノや音楽に触れてもらう機会とする。
    ということに決定しました?
     
    南房総市観光協会との共催で、ピアノを「道の駅 鄙の里」に設置し、他の道の駅ピアノとも連携し、感染防止対策をしっかりしながら、未来を担う子ども達や地域の音楽愛好家に「人前で演奏する」という体験をプレゼントできたらと思います?✨
     
    期間は秋頃、1週間ほどになると思います。その頃までにコロナが少し落ち着くことを願っています。
     
    最後に、このような地域貢献活動ができるのもひとえに、応援、協力してくださった皆様のおかげです。制作に協力してくださった方、寄付してくださった方、CDを販売してくださった方、購入してくださった方、お一人お一人に、心より感謝申し上げます。
     
     
     
    2枚のCD制作で、建物、自然環境、行政、そして芸術の未来への復興支援
     
    また今回、復興ソングの収益はこのような使途となりましたが、Keiko Yamaguchi featuring monk beatの「風のあと咲き」CD制作プロジェクトからは、
    ・安房生物愛好会
    (台風被害により貴重な植物の生息地が消失するようなことが起こっていて保存活動を行なっている)
    ・鋸南復興アクセラレーション
    (今なお屋根の修理をしているボランティア団体)
    へ寄付することに決まりました。
     
    こういうことはもちろん初めてのことで、予想外でもありましたが、
     
    ・建物被害への復興支援(布良崎神社神輿修復委員会、鋸南アクセラレーションなど)
    ・自然環境の復興支援(NPO法人たてやま・海辺の鑑定団、安房生物愛好会など)
    ・行政への復興支援(鋸南町、館山市、南房総市)
    ・芸術の未来へ向けての復興支援(ストリートピアノ)
     
    と、2つのCD制作プロジェクトを通して、バランスの良い復興支援活動をすることができたのではないかと思っております。
     
    こんなに支援活動ができたことに驚くと共に、音楽にこれだけのパワーとエネルギーがあったことに喜びも感じます。
     
    おそらく、まとまった寄付はこれが最後になると思います。もう一度、ここまでご支援をどうもありがとうございました。
     
     
     
    かずさFM “Peace Vibration”出演
     
    月一で出演している、レコーディングエンジニア、山口泰さんの番組「かずさFM “Peace Vibration”」の収録があり、5月15日夜8時半から放送がありました。
     
     
    今回のテーマは「衣(ころも)」。 腰骨できちんと腰紐を締めて丹田を意識する、着物ってすごい服だよね、という話になりました。
     
     
    最近、着付けを覚えました。せっかく日本人として生まれてきたのだから、伝統文化、大事にしたいですよね!
     
     
    このほかに、「イカの解剖実験」が新聞に掲載になったり、スタッフの地域貢献活動が新聞に取り上げられたりと、ル・ファーレ関連のニュースの多い1ヶ月でした。
     
    今後も、遠くのお客様にも、近くの地域社会にも貢献できるル・ファーレ白浜でありたいと思っています。
     
  • 【Media】ELLE DECO「有名建築家が手掛けた、一棟貸しバケーションレンタルハウス10選」で紹介されました

    【Media】ELLE DECO「有名建築家が手掛けた、一棟貸しバケーションレンタルハウス10選」で紹介されました

    ELLE DECO「有名建築家が手掛けた、一棟貸しバケーションレンタルハウス10選〜遠藤新や吉村順三からTNAまで、建築も楽しめる一棟貸しの宿をピックアップ!」にて、ル・ファーレ白浜を取り上げていただきました。

    https://www.elle.com/jp/decor/decor-interior-design/g35930154/vacationrentalhouse-21-0400/

    アートと住まう、アートに住まう。
    都心を離れてリフレッシュするためのご滞在に、ル・ファーレ白浜を是非ご利用ください。

    新緑の季節、ガーデンでBBQはいかがですか?

    ご予約、お問合せは、http://le-phare.jp/reservation

    までお願いいたします。

  • Printemps 2021

    Printemps 2021

    こんにちは、ル・ファーレ白浜オーナーの山口惠子です。

    4月1日で、個人事業主として起業して26年、ルファーレを立ち上げて15周年、法人設立して6年となりました
    ここ1年間、自分個人の活動が法人に収まりきれなくなってきたため、個人HPを開設しました。

    法人を作った頃は、とにかく信用を得るため、大きな企業と仕事するのに会社であることが必要でしたが、今は「個人」というもののあり方がどんどん変化していて、特に情報を発信することにおいては、企業も個人も対等になりつつあるなー、と感じます。
    きっともっと社会と個人はフラットになっていくのだろうし、社会における個人の存在もまだまだ大きくなっていくのかな、と思います。

    会社と個人。
    社会と個人。
    世界と個人。
    地球と個人。

    あらゆる境界を超えて、風は吹いていきます。

    当面は、この「個人」という感覚を探っていくのかもしれません。個人である、ということは時にとても孤独で寂しい。今までスゴかったものってもう全然スゴくないし、ハリボテはバレるし、モノサシはなくなるし、もうどこを向いて進んでいいか全然わからないから、いろいろ勉強したり挑戦したり…

    内面をガッツリやってる人が多分強いだろうし、お友達もそういう人が増えたように思います。私もセルフコンパッションを勉強中です。
    そして、落合陽一さんの「みんな違ってみんなどうでもいい」という言葉の、深い優しさが心に染みます

    さて、4/1は毎年事業の振り返りをするのですが、コロナ休校中の昨年はこんなことを書いていました。
    「この大雨が止んだ後、きっと『世界の秩序』が変わっているし、価値基準も変わる。(中略)
    その時に出る虹だけを見据えて、雨の中を進んでいっている、そんな感じです。

    「世界の秩序」も「価値基準」も、既に変わっている感じがする2021年の春。けど、きっとまだこれは序章…

    あの頃に思い描いた小さな虹を見ることは、もうできなそうな気がしています… 悲しいけれど、でも、つまづいて転んでもサクラは綺麗!そんな春です
    #aprildream

    ルファーレ15周年おめでとう!
  • 【Media】かずさFM Peace Vibration出演と、復興ソングプロジェクトSeason2

    【Media】かずさFM Peace Vibration出演と、復興ソングプロジェクトSeason2

    こんにちは、ル・ファーレ白浜の山口惠子です。

    先日、かずさFM Peace Vibration の収録が、南房総のmonk beat studioであり、アーティストとしてゲスト出演してきました。

     

    Peace Vibrationは、レコーディングエンジニアの山口泰さんの番組です、山口泰さんは、12月22日にリリースされた「FMシアター 風のあと咲き オリジナルサウンドトラック」や、復興ソング「虹を見たかい〜Have you seen the rainbow?」のエンジニア。

    今回は、春分の日の放送という事で、春分のエネルギーについてや、今始まっている復興ソングプロジェクトSeason2のお話をしました。

    お聞きいただいた皆様、ありがとうございました。

     

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    ル・ファーレ白浜では、地域のアーティストをつなげ、音楽を身近に感じていただく活動をしています。

    復興ソングプロジェクト「虹を見たかい〜Have you seen the rainbow?」ページはこちら!ぜひご覧ください。
    2月にスタートした、Season2はこちらから!

  • 【Media】旅色プラスで紹介されました

    【Media】旅色プラスで紹介されました

    コロナ禍のため、リモートワークをする方が増えていると思います。最初は、おうちで仕事をするのが新鮮だったでしょう。けれども、仕事部屋もなくリビングで一日中過ごすなど、ONとOFFの切り替えが難しかったり、苦労されている方も多いはず…。そんな皆さんにこそ、思い切って「リゾートで暮らす」という選択を提案します…

    大人の女性の旅をナビゲートする「旅色」で、Weekly Planをご紹介いただきました?
    https://plus.tabiiro.jp/articles/view/863721
    【千葉】進化系ワーケーション登場!「ル・ファーレ 白浜」の一棟貸しウィークリープランでプチリゾート暮らしを
    #旅色プラス #ルファーレ白浜  #ルファーレ #ワーケーション #リモートワーク #ウィークリー #マンスリー #ホテル暮らし

  • 【Media】日経×Woman terraceに紹介されました〜宿Clipランキング全国1位に

    【Media】日経×Woman terraceに紹介されました〜宿Clipランキング全国1位に

    「都内から気軽に行けて、この便利さ。知れば知るほど、泊まりたくなる施設です」日経×woman Terrraceにて、ル・ファーレ白浜をご紹介いただきました

    宿Clipのランキングです全国1位になったことや、#ワーケーション や #WeeklyPlan についても!

    ライターは、アンバサダーの#加藤朋子 さん。素敵な記事をありがとうございます?
    南房総でサクッと快適ワーケーション、皆さまもいかがですか?

    日経×Woman Terrace「南房総で、サクッと快適ワーケーション」

    春休み、GWのご予約、動いています!!ご予約は、le-phare.jp/le-phare/reservation%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%80%82

  • かずさFM Peace Vibration 「風の時代のビジョン」

    かずさFM Peace Vibration 「風の時代のビジョン」

    こんにちは、ル・ファーレ白浜の山口惠子です。

    先日、かずさFM Peace Vibration の収録が、南房総のmonk beat studioであり、アーティストとしてゲスト出演してきました。

     

    Peace Vibrationは、レコーディングエンジニアの山口泰さんの番組です、山口泰さんは、12月22日にリリースされた「風のあと咲き オリジナルサウンドトラック」や、復興ソング「虹を見たかい〜Have you seen the rainbow?」のエンジニア。

    今回は、白浜根本海岸のフィールドレコーディングをバックに、アルバム「風のあと咲き オリジナルサウンドトラック」から紹介しつつ、私の「風の時代」のヴィジョンをお話しました。

    Peace Vibrationがテーマということで、音楽活動に加え、最近のマインドフルネス活動や、北欧のトークイベントについてもお話しました。

    北欧の子育てトークセッション

    お聞きいただいた皆様、ありがとうございました。

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    風の時代です。重い荷物は下ろして、リゾートステイを楽しみませんか?

    ご予約、お問い合わせ、お待ちしております。

  • 【Essay】Wind Of Hope 風の時代へ〜「虹を見たかい」そして「風のあと咲き」

    【Essay】Wind Of Hope 風の時代へ〜「虹を見たかい」そして「風のあと咲き」

    房総半島と三浦半島をアートで結ぶフリーペーパー『ARTISTIC BAY BREEZE 』での、ル・ファーレの代表、山口惠子のエッセイです。タイトルは、「南房総ラレンタンド」〜音楽、アート、自然… 暮らしを、次第にゆるやかに〜。ラレンタンドは音楽用語で「次第にゆるやかに」、アートで心と身体をゆるやかに、スローにしていってほしい、という願いを込めました。

    ***** 

    南房総ラレンタンド2 音楽・アート・自然・・・暮らしを、次第に緩やかに
    文:ル・ファーレリゾート代表 山口惠子

    令和元年房総半島台風の爪痕

    2019年は多くの房州人にとって、人生を変えてしまうような災害が自分ごととなった、おそらく初めての年だったのではないだろうか。9月の台風15号が通り過ぎた朝、外へ出ると強い風に屋根は吹き飛ばされ、なぎ倒された電信柱や大木があちこちで道路を塞いでいた。粉々に割れて地面に飛び散っているガラスが、そこらじゅうでキラキラ光って太陽の光を反射している。めちゃくちゃになった街を目のあたりにして、多くの人がただ唖然としていたと思う。私も同じように、ただただ驚いて、変わり果てた街の姿をぼんやりと眺めていた。

    2、3日して、よくピアノ演奏に伺う紋屋旅館さんをお見舞いで訪問した。いつもコンサートが行われる海の見えるロビーラウンジでは、抜けた屋根からザンザン雨が降ってきて床に降り注ぎ、それを従業員さんたちが必死になってワイパーで外へ掻き出している。私は絶句して、そのまま泣き出してしまった。きっと房総中、どこでも同じようなことが起こっていたのだろう。しかし、本当に大変なのはそれからだった。

    残暑が厳しい中、停電が続いた。夜はろうそくを灯し、冷たい水のシャワーを浴びる毎日。そのうちにダムが電源を喪失し、ついに水道も出なくなった。被災した家屋は、工事が100人待ち、200人待ちで全く直せる見込みが立たない。お年寄りだけのお宅では、災害ゴミの搬出などもほぼボランティア頼みだ。

    そのうち、同級生のLineグループで、各自の状況を報告し合うようになった。「うちの親、電話出ないんだけど大丈夫かな」「停電長くない?いつまでだろうね」「もう辛い!水シャワー浴びてたら涙出てきた」「こっちは電気来たけど、そっちはまだダメ?」「きっとあと一息だから頑張って」… こうした小さな気持ちの交換に、この時期どれだけ助けられ、また励まされたかわからない。

    南房総のWe Are The World

    後にこの日々を振り返ったとき、一つの詩ができた。「あんまり強い嵐が吹き荒れたから、心の灯まで消えそうになって…」。令和房総半島台風の復興ソングは最初こんな風に、災害下で友人達と交わした言葉、その思いを綴ることから始まった。電話してもつながらない、被災地の両親を心配する友人達の思いはそのまま「届かない電波の向こうに、僕らの気持ちが届きますように」という言葉となって詩に綴られた。

    被害の大きな地区へとボランティアに行くと、瓦礫を片付け、飛ばされた屋根にブルーシートをかける作業が黙々と続けられていた。こんな状況だというのにこの土地を離れようとせず、ブルーシートの屋根をじっと見つめている房州のお父さん、お母さん達の姿を後に思い出した時、「この場所を諦めたくない君が、見上げる空と海と屋根のブルー」という言葉が心に自然と浮かんできた。

    ある日の夕方、被災地に大きな虹がかかったことを思い出し、虹を希望の象徴として詩をまとめようと思い立った。試行錯誤の末にようやく歌詞が完成した。これを市内の音楽イベントで発表しようと考え、作曲をミュージカル劇団を主宰する遠藤さんにお願いし、いただいたメロディに編曲を施した。明るく前向きな気持ちになれるよう、少しポップなアレンジで元気よく… こうして「虹を見たかい〜Have you seen the rainbow?」は誕生したのである。

    この曲は「南房総のWe Are The World」にしたい、というはっきりしたイメージが最初からあった。幸い私の会社、ル・ファーレリゾートは音楽イベントの企画を行っていて、ここ4年間は毎月一本、地域のアーティストのコンサートを開催していた。そこで関わった南房総シンガー達に片っ端から打診して、こんなことをやってみたい、と協力を求めた。「ル・ファーレ復興ソングプロジェクト」の始まりである。歌の割り振りを考えるにあたっては、本家We Are The Worldで言ったら誰が誰なのか、イメージを当てはめ、役どころを探ることからスタートした。

    冒頭のライオネル・リッチーにあたるのは、作曲者であるから、このプロジェクトで言ったら遠藤園さんであろう。続くポール・サイモンは、旦那様の敏彦さん。1番のサビ、ダイアナ・ロスにあたるのが歌姫RIYOさんだとしたら、マイケル・ジャクソンにあたるのは繊細で透明感ある歌声のKeiさんだろうか…。

    ほとんど妄想に近いこの作業を、ひたすら続けていく。精悍なジェームズ・イングラムは網代芳明さんで、ワイルドなブルース・スプリングスティーンはハナホウさん、アル・ジャロウは個性が際立つスキャット後藤さん。ボブ・ディランがブルースマンの親方こと仲村宏晃さんだとしたら、おばちゃんアイドルグループのえ〜ころ❤︎バーバンズは、さしずめポインターシスターズか…。

    ご本人が聞いたらびっくりするかもしれないが、そんなことを大真面目に考えながらしばらくテトリスのようにあっちこっちにシンガーの名前を置き、割り振りを考える日々が続いた。そのうちにミュージカル劇団の子ども達や房州ジンベクラブなどの地元の団体、そして鴨川自然王国のYaeさん、そしてX JapanのToshiの実兄である出山謙一さんなどの大物アーティストもコンセプトに賛同し、次々と参加表明してくださった。そしてそれぞれ全く違うメンバーに少しずつ役どころを当てはめながら、ようやく一曲の中での割り振りが決定した。打ち込みで、と考えていたバックトラックも、富津観光大使のWaKaNaさんや、ジンベクラブを率いる奈良大介さんなどのご好意で、生演奏をレコーディングできる運びとなった。

    コロナ禍で、思いがけずオンラインの世界へ

    いよいよレコーディング、そしてコンサートというタイミングで、新型コロナがやってきた。音楽や舞台に関係する方が皆さんそうであったように、このプロジェクトもまた、大きな打撃を受けた。ル・ファーレの一番大きいスタジオで集まって一斉に撮影、録音と思っていたのだが、密になるスタジオレコーディングは中止せざるを得なかった。出演予定のイベントも次々と中止となり、プロジェクト自体、もう頓挫かと思われた。

    「この繋がりをなくしてしまうのはもったいないです!」メンバーのKeiさんから届いたのは、星野源さんのinstagramにあげられた「うちで踊ろう」だった。星野さんが1人でギターで弾き語りをしている、たった1分間の短い動画。そこに日本中の人が自分の歌や楽器演奏、ダンスなどのパフォーマンスを重ねる形でコラボレーションをし、創造性を花開かせていた。それは自粛ムードの閉塞感を覆す、圧倒的なコンセプトだった。「私達もなんとかオンラインでできないでしょうか?」

    これをエンジニアである山口泰氏に相談すると「オンラインレコーディング、やりましょう!みんなが自宅でヴォイスレコーダーで録った歌声があれば、僕がそれをCDにします」と言ってくださった。さらに動画編集を趣味としている息子のリヒトが、Youtubeで配信する動画を編集してくれると申し出てくれた。こうして復興ソングプロジェクトは、期せずして勢いよくオンラインの世界へ飛び出すことになった。

    各アーティストが自宅で撮った動画を送ってもらい、編集できたところからYouTubeで配信し、最後に完全版を発表する、というスケジュールを立てた。最初に動画が揃ったのは1番のサビのお二人、RIYOさんとKeiさんだった。その頃には私は極度の疲れとプレッシャーから帯状疱疹が出てしまい、なんとかベッドから第1回のYouTube番組のナレーション撮影をし、息子に編集してもらってアップロードした。当時は、こんなことを始めてしまい、どうしようという気持ちしかなかった。

    希望から、繋がりの架け橋へ

    結果的にこのプロジェクトは、オンライン上に乗ることによって、より多くの方に南房総の現状を知っていただき、支援に繋がったと思う。赤字覚悟だったCD制作は、クラウドファンディングで予想外の協賛を集め、房州枇杷の枇杷山再生や布良崎神社の再建、沖ノ島の森の再生といった復興のプロジェクトに寄付をするまでとなった。コロナ禍に、音楽を介して繋がりを持ち、そのパワーを復興へと繋げていく。思いもかけない方向に進んだ復興ソングプロジェクトは今もなお、更なる繋がりを生み続けている。

    オンラインで合唱団を作って歌を広める人、自発的に子ども達に歌を教える人、英訳を作ってくださる方や、この曲をカバーしてコンサートで歌う方々… 私は「この曲を演奏してみたい」という声に応えて、ひたすら楽譜を書く日々である。

    もう一つ素敵なスピンオフがあった。南房総の花農家の奮闘と再興を描いた、NHK FMのオーディオドラマ「風のあと咲き」の音楽制作を私が担当することになり、そこでも復興ソングが流れることとなったのである。こちらも大きな反響があり、ドラマ終了後にはオリジナルサウンドトラックを制作する運びとなった。

    「虹を見たかい」で復興への希望の象徴として描いた虹は、今や繋がりの架け橋のシンボルとなりつつある。そして「風のあと咲き」がリリースされる2020年12月、時代は「風の時代」へ移行する。240年の時を経て、1人1人が個性を打ち立て、光を放つ個の時代へ入っていく。そして、そんな時代に私は、南房総に風を吹かせたい、と思っている。希望という名の風、「Wind Of Hope」を。

    山口惠子 House & Studio ル・ファーレ白浜 オーナー。音楽のあるリゾート作りを目指し、貸別荘経営の他、出張演奏、音楽制作、イベント企画なども。プロデュースした、ル・ファーレ復興ソングプロジェクト「虹を見たかい~Have you seen the rainbow?」、NHKFMシアター「風のあと咲き」オリジナルサウンドトラック 好評発売中。 http://le-phare.jp/