エッセイ「森沢明夫さんの文章講座に参加してきました」

こんにちは、ル・ファーレ白浜オーナーの山口惠子です。
先日私は、「虹の岬の喫茶店」をはじめ、書く作品がどんどん映画化される小説家、森沢 明夫さんの文章講座に参加してきました。
 
 
これにははっきりした理由がありました。経験もないのに、フリーペーパー “Artistic Bay Breeze”のエッセイの連載を引き受けてしまったのです。「泥棒を捕らえて縄をなう」とは正にこのことです。
 
そう言えば、その前には経験もないのにラジオドラマの作曲を引き受けてしまいました。その前には経験もないのにミュージカルの編曲を。そして経験もないのに復興ソングでは作詞をし、経験もないのにクラファンをしてCDを…
 
まぁいい。何にだって初めてはあるのだから、やりながら勉強すれば良いのです。走りながら撃つ、これぞアップデートの真髄、がんばるぞー!
 
森沢さんの小説は大好きですが、フォロワーになって以来、小説だけでなくFBのエッセイなどを読むようになりました。
これがめちゃくちゃ良い!
エッセイでは森沢さんが散歩しています。
 
え?これ、ただ散歩して帰ってきただけですよね?
あれ?人が誰も出てこないの!?
ホントに拍子抜けするほど些細なことしか起きないのです。
 
けど… なんでこんなに面白いんだろう?
この、心にふわっと残るあったかい感じは…?!
これは、かなりの高等技術だ!と私は思いました。
 
これはめちゃくちゃカッコいいぞ。ピアノで言えば、音数少なくてツボを押さえたカウントベイシーみたいな感じ?そう思っていたところに、偶然講座を発見したのです。(しかも前日に)
で、速攻申し込み、行って来ました。
 
講座の詳細は割愛しますが、森沢さん作品がなぜあんなに魅力的でグッとくるのか、その秘密が少しだけわかった気がしました。
私なりに心に残ったことを少しご紹介すると
・身体感覚を大切にすること(これは、ヨガのボディスキャンに似ていると思った)
・物語を動かす神視点を持つ(よく言うハイヤーセルフと似ています?)
・日常生活の解像度を上げる。丁寧に味わい尽くす。(瞑想の後みたいです)
 
あれ?
「書く」ってすごく、マインドフルな行為じゃない?
ひょっとして、何かを書こうとするって、「幸福」と深ーく結びついているんじゃないかしら?
 
講座が終わって外へ出ると、母親アップデートコミュニティの皆とアドラー子育てを学んだ、懐かしい京橋の街が目に飛び込んできました。思えば子育てだって、起業だって、経験なんて何一つなかったのです。
 
小説家になるわけじゃないけれど、幸せになるための小説家マインドなら、いつも持っていたいな。
私はちょっと早足で、駅まで歩きました。空にはもうすぐ満月の月が、ビルの合間から光っていました。
 
 
〜完〜
 
 
 
物語を作るということは、人生という自分主役の物語を創造すること、と森沢さん。愛に溢れた時間をありがとうございました!
 
*「風のあと咲き」オリジナルサウンドトラックCDのクラウドファンディングが終了しました!!滑り込み含め、支援してくださった方々はもちろんのこと、心を寄せてくださった全ての方に深くお礼申し上げます
 
 
一昨日から今日まで3日間、ミキシング、マスタリング作業でした。心を込めてあと一息、最後までがんばります!ご注文はこちらから。どうぞよろしくお願いいたします。