復興ソングプロジェクト活動日記

昨年9月に台風15号が千葉県を直撃してから半年。今も房総では、修理できずブルーシートで覆われたままの屋根や、崩れたままのハウスがまだまだ目立ちます。花農家も、やっとのことで施設を直して初めての花のシーズンに、あらゆる式典の中止で、売上は激減!建物を修復して這い上がったところにコロナによるキャンセル続きの旅館やレストランも…。

そんな中、南房総、館山地域を少しでも元気にしようと、True Colorsの遠藤 園さんに作曲をお願いして「ル・ファーレ復興ソングプロジェクト」を立ち上げました。monk beat 山口 泰さんをエンジニアにお迎えして、現在オケ作りが進行中です。

昨日は、サックス奏者のWakana Inamura さん、今日はドラムの奈良大介さんのレコーディングが行われました。

奈良さんが参加してくださるとは、夢にも思っていないことでした。また前回の私の投稿を見て、早速田中惣一商店(田中金物店)さんがこの復興ソングプロジェクトに支援を申し出てくださいました。この小さな思いつきに、こんなにも力を貸してくださる方がいるとは…感謝しかありません✨

今朝は奈良さんの自宅「ありがたや」で早朝ドラムレコーディング。終わってからも焚き火して、ウグイスの声を聞きながらコーヒー飲んで、なんとも豊かで充実感のある時間を過ごしました。
午後は、出来上がったトラックを聞きに戻ったmonk best studioで、電気ガス水道なしの生活をするアーティスト、タユタさんにリヒトがインタビュー。

最近、地方と東京の格差問題も、ジェンダー問題も、発達障害もダイバーシティも、根本的には「想像力の欠如」という同じ問題からきているのかも、と感じるようになりました。東京にいると地方の問題ってなかなか想像できないし、地方にいると東京で起きてる問題は体感しづらい。ジェンダーだってダイバーシティだって似た構造。

同じように「地球と共存する」ということについても、フツーに文明生活してる私達には全く想像がついていないんだろうなぁ…と思うことばかりの2日間でした。

ライブやステージができない今、ミュージシャンは自分を整えつつ、制作やRecをするタイミングなのかもしれません。音楽に、できることはきっとある。オーガニックな南房総サウンドをみんなで作っていきたいです。様々なエリアの分断に、橋が架かるよう願って…🌈✨