たてやま・海辺の鑑定団「アマモの苗床作り」

突然ですが皆様は「プラネタリー・バウンダリー」という言葉をご存知ですか? 🌎

プラネタリー・バウンダリーとは、

人類の活動がある閾値または転換点を通過してしまった後には取り返しがつかない「不可逆的かつ急激な環境変化」の危険性があるものを定義する、地球システムにおけるフレームワークの中心的概念である。「地球の限界」あるいは「惑星限界」とも呼ばれる。 ウィキペディア

つまり、これ以上先へいってはいけないという「地球の限界」の定義です。国連の持続可能な開発目標であるSDGsの推進には、この「地球の限界」の概念が不可欠とされていて、気候変動や化学物質汚染など9項目が挙げられています。

ちょっと難しいようですが、身の周りにも、このままいくと危険?!というプラネタリーバウンダリー予備軍は、実はたくさんあります。

千葉県はこの秋大きな災害に見舞われましたが、温暖化や森林問題など多くの環境要因が積み重なって被害を大変大きくしました。これ以上環境破壊が進まないように、保全活動に力を入れていくことが本当に大切です。

そんなわけで、今日は館山の海を守る環境保全活動を続けられているNPO法人 たてやま・海辺の鑑定団の「アマモ苗床作り」に参加してきました。

アマモの減少は平成25年の台風から続いており、活動は今回で3サイクル目。今回の台風の影響も受けており、今日は新たな苗床作りです。まずはプランターに、砂と腐葉土を混ぜた土を入れて、そこに海水を入れていきます。

指で穴をあけ、小さな種をプランターに植えていきます。他の地域では30年越しで取り組んでいるところもある、息の長いプロジェクトなのだそう!

完成したアマモの苗床。元気に芽を出してほしいです🌱

こういう地球環境の未来に直結する活動は、体験してみると、とても心癒されるものです。

海のゆりかごとして多くの機能を担っているアマモ、館山でも元気に育ってくれますように…

NPO法人たてやま・海辺の鑑定団

おもに千葉県館山市沖ノ島を中心に、美しい自然環境を多く残した南房総で、自然体験プログラム(無人島探検、スノーケリング、ビーチコーミング、釣り体験など)と、環境守るための実践活動(アマモ場再生活動など)を行っている団体です。
自然を楽しみ、自然を知り、大切に思う心を育むために… 旅先で是非、こうした活動に参加してみてはいかがでしょうか?

*****

復興を願って… クリスマスツリー点灯しました。

皆様に来ていただくことが、地域の元気に繋がります。是非南房総へ!お待ちしています。

ご予約は、0470-38-2320  または、le-phare.jp/mail_form まで。

まで。